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ユアタリ
筆者
20代ゲイ。映画と漫画好きのしがない会社員。Netflix・Amazonプライムユーザー。長生きはしたくないタイプ。

【映画考察】アントラム 史上最も呪われた映画【ネタバレ】

本記事は、『アントラム 史上最も呪われた映画』に関する考察記事です。作品の重要なネタバレを取り扱っております。こういったものに、免疫のない方の閲覧はお控えください。

本記事を閲覧することによって、起こり得た事象については責任を負いません。予め、ご了承ください。

目次

「恐怖」とは

恐怖とは、理解できないもの、わからないもの、知覚できないもの、

そして対処できない「もの」である

解説

40年近く封印されてきたという呪われた映画にかかわった人々の顛末を描いたホラー。1970年代にアメリカで製作された映画「アントラム」は、「見た者に不幸をもたらす」「恐すぎる」と噂され、そのまま葬り去られるはずだった。しかし、88年にハンガリーのブタペストで世界初上映が行われると上映中に火災が発生し、多数の犠牲者を出す大惨事となる。その後もいくつかの映画祭で上映が企画されたものの関係者が次々と謎の死を遂げ、「アントラム」は「呪われた映画」として誰も触れようとしない作品となっていくが……。2018年製作/94分/G/カナダ 原題:Antrum: The Deadliest Film Ever Made 配給:TOCANA

出典:https://eiga.com/movie/92068/

監督マイケル・ライシーニ / デビッド・アミト
脚本デビッド・アミト

評価

総合評価
怖さ
面白さ

予告編(予告編では呪われません)

映画『アントラム』はどこで見れる?

注意:下記よりネタバレです

【ネタバレ】内容が3部構成になっている

 第1部として、「この映画は呪われている」という趣旨のドキュメンタリーが10分ほどあり、予告を含め、これがこの映画のティーアップ(持ち上げ)要素になっているわけです。

  1. 呪われた映画が存在した
  2. その映画を上映・視聴したことにより、死亡事故が複数起きた
  3. その映画が長年行方不明だったが、ついに見つかった
  4. 見つかった映画には、第三者による『身体と精神に作用を起こす工作』がされている

この4点が『見たくなる』という欲に働きをかけているわけですね。

この第1部のあと、「このあとの映画を見ても自己責任です」の警告画面が30秒流れます。

 第2部として、『呪われた映画』の本編です。

愛犬を亡くした兄弟は森に出かけ、『悪いことをしたから地獄にいる』犬の魂を救うために、森の中に儀式場をつくり、穴を掘り、その途中で悪魔崇拝者を発見。

危険だと思った姉は、弟と共に逃げるために必死ですが、弟の挙動がだんだんおかしくなっていきます。

愛犬を(安楽死により)亡くしたことにより、悪夢を見る弟を、楽にさせるためにわざわざ手作りの『儀式のための本』や、作り話を用意し、『愛犬の魂を地獄から開放した』という事実を作り上げるための嘘だったことを弟に告げます。

しかし、弟は実在しない本の作り手と会ったと姉に伝え、姉は怖がります。

やがて悪魔崇拝者2名に襲われ、姉と弟は捕まってしまい、弟は悪魔の像の中に入れられ、下から火炙りにされます。姉の奮闘もあり、悪魔崇拝者は逃げ、弟は助かります。

しかし、黒い悪魔のような四足歩行をする黒い影に追い回されます。

弟と離れてしまった姉は、元いた場所に戻りテントの中で身を隠しながら銃を構えます。

少しして弟がテントに戻ってくるが…

ここで本編が終わり、「あなたはアントラムの本編の全てを見ました」というテロップが流れ、終わります。

 そして第3部。

いわゆる解説編ですね。

第2部の映像に第三者によって工作されたものが解説されます。

  • サブリミナルで頻繁に映像に出てくる悪魔・アスタロトのシジル(シンボルマーク)
  • 音声の周波数との差によって生じる精神効果
  • 本編に無関係な白黒映像(男女が暴行を受けている)
  • 特定宗教に働きをかけるトランアングルマーク(三位一体)

これらによって、『自発的な死』へと働きかけていると解説されています。

【考察】呪いの正体

実はこんな簡単に人を呪い殺せるものは存在しません。呪いのそのものが存在しないという意味ではなく、「視聴したものすべてを死に追いやる」なんて呪いは無いという意味です。

なぜなら、呪いには特定した対象が必要であり、その結果をもたらすための工程が面倒です。相手を呪う目的ならもういっそ物理的に手を下したほうが楽なのではないでしょうか。

そして、この「アントラム 史上最も呪われた映画」で最も恐れるべき部分は、本編に工作した「第三者」という存在が一切不明という点です。第三者は存在しないという答えなんでしょうが…。

また、日本の上映にあたって配給元が除霊式を行っているのだが、これが非常に肌寒い現象が起きている。

しょうもない宴会のオッサンの自慢話ほどに寒い。

映画『アントラム』はどこで見れる?

もし見たい方は上映館が少ないため、ぜひこの機会に劇場でご覧ください。

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